Wednesday, October 29, 2008

Vol. 2 - No. 9

            **海外と私**


小さい頃から何故だか海外に対して夢を持っていた私。今考えても、なぜ、あんなに海外に固執していたのか分からないんだけど、小学校に入るくらいには『英語』は必須。絶対に話せないと。って言う感覚が強かった。

隣人がスウェーデン人だったから?それとも母にアメリカ人の友人がいたから?それともオーストラリアに住む母の友人の娘達が、人生ゲームをしているときに目の前で英語で話して、私はズルされてると思ったから?

今でこそ、スウェーデンではスウェーデン語を話すって知ってるけれど、そのころの私にとっての外国は「英語を話す国」という感覚しかなくて、英語がわからなかったら、何だか乗り遅れるって気がしてた。ま、そうは言っても、今でも隣のベロニカと何語で話していたのかは不明だけど(笑)。

家にあった英語の本。薄っぺらい本で表紙は確か金髪の女の子が笑ってる写真だった気が。数字の本だった。それを何度も何度もめくりながら「こんな事では英語は習得出来ない。なんとかしないと手遅れになる」って今考えたら、何でそこまで、そんな小さいコがそんな焦燥感に陥ったのか、本当に分からないんだけれど、陥ってた。

中学に入った時、「あ〜やっと英語を習得出来る」って思っていたら、習うのは会話には役立たなそうな事ばっかり。一瞬で興味を失って、学校で習う英語なんて、いつも点数は底をはう状態。

でも、英語を習得しようとする気持ちには変わりなく、小林克也氏の番組にかじりついたり、Sony Music TVを夜中にとりあえず見続けたり。プラス、夜中にやってる「メルローズプレイス」とか「ビバリーヒルズ高校白書」を英語のまま、字幕無しで見たり。

でもね〜、ただ単に聞いてるだけで一方通行だから、結局、意味も掴めんし、自分でセンテンスだって作れないま、私がもう少し、勉強家だったら、もう一歩踏み込んだんやろうけれど、そこはそれ。ただ単に聞き流して、で、テレビドラマは勝手なあらすじを想像するのみ(苦笑)。

「あ〜どこにも行かんなぁ〜。私の英語力。」なぁんて思っていたころ、初めての海外旅行に行き、そして出会った、意味が分からなくても聞き慣れている言葉だから、話しかけられた時も、なぜかタジタジしない自分に。

それはゼミ旅行で行ったハワイ。クラスでとるディナーの予約を取るのに、幹事連4人で電話をかける。そのうちの男の子は海外滞在経験あり(2週間ね)。なので彼に任せるんだけど、ラチがあかない。で、私の番。「あ、そういやマドンナの曲でI want to make a reservationって下り無かったっけ」と外野陣。なので、早速、拝借して使ってみる。その後の会話の流れは全く覚えてないけれど、なぜか、向こうの言う事、理解出来た私。やるじゃん。

もう、その旅行で何かを感じてしまった私。旅の途中でボーッとベビーオイルを全身に塗りたくる真っ黒に日焼けしたお兄ちゃんを見ながら誓った事。

『26歳になったら高飛びする』。

なんで26歳だったのかは分からない。けど、26歳での高飛び計画に向けて、行き当たりばったりだけれど、進み続けて、26歳と3ヶ月で初の海外長期滞在にこぎ着けた。

高校時代に留学したくって、留学試験を受けさせてくれって父親に懇願して却下された事。海外に行ったら縁を切るって言われた事。そぉんな全てを乗り越えて、大学時代はバイトをしまくり、商社に就職して英語研修を受けまくり、で、本業の傍ら週末にはイベント屋のバイトして。

で、そんなこんなで飛び出した26歳。

実際に飛び出したときは、20歳のときの誓い『26歳で高飛びする』って言ったときの気持ちとは違ってた。「あ、今年1年。これが最初で最後の海外生活。もう私も若く無いし、この1年が終わったら、ちゃんとまた就職して堅実に一歩一歩進むんだ」って、思ってた。

それから15年目。オーストラリアから始まって、アメリカを経て、カナダ。ホントに高飛びを成し遂げた。日本を飛び出してから、本当に海外で、現地の人として生活して行けるという自信を蓄えるまでは、かなり長い時間がかかった。

でもね、気づいてみたら、すっかり現地人。

いつの間にか、自分の英語のアクセントも気にならなくなって来て、『日本人』という枠へのこだわりも無くなり、『自分』というアイデンティティーも確立された気がする。

今月、北米大陸に腰を下ろしてから10年目に突入。何とな〜く、ココに至までの歴史を皆さんに伝えてみたかった。

本当はやりたい事があるんだけど、飛び出し方が分からないという人へー本当に本当に欲しいもの、やりたい事は、思い続けて、それに向けて行動したら、必ず手に入るから。頑張って。



Cheers!!

mika@バンクーバー

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