Saturday, August 29, 2009

Vol. 2 - No. 14

              相方の決断


さて、息子も目出たく6ヶ月を迎えました。つい先日から離乳食も試みて、今は10倍粥を一日に一回食してます。あれだけ真剣に私たちがモノを食べていると見つめていたり、取り上げようとしていた割に、がっつく事も無く、毎回
「何コレ?」状態で口をモグモグやってます。

でも、聞いてはいたけれど、新しい食材・味を口にする度にスッゴイ変な顔するのね。「ウへ~」って感じな顔。その顔をカメラに収めようと思うんやけど、ホントの一瞬だし頭が動くからなかなか形に残せない。ま、横着せんとビデオで撮れば良い事やねんけれど(笑)。

***

母になって6ヶ月、少しは母業にも慣れそうなもんやけど、それでも毎日の様に『初めて』はやってくる。母になって初めて気づいた事。それは父と母の違い。

中高は女子校だったけれど、大学は共学で、そこからずっと仕事でも、海外の留学先でも、どこでもずっと『男女均等』的な中で育って来た私。確かに、日本の大学卒業してすぐに勤めた商社はビックリせんばかりの男社会だったけど、そこには1年しか留まらなかったし、普通に仕事して行く上で、あんまり男女の違いを感じる事は無かったのね。

あ、そりゃ、体力の違い、仕事のやり方の違いって言うのはあったけれど、生活に対しての男女の違いっちゅうものを目の当たりにする事は無かった。

それが息子が生まれてからは、一変。

女の人の場合、子供を産むって作業は『きれいごと』では決して済まされ無い。予定帝王切開だったとしても、自分の体にメスが入る訳だし、治るのには時間がかかる。

私の場合は前回も書いた通りの激しいお産ときたら、ホントにきれいごとなんて言ってられない。それに授乳のオッパイの痛みとか、母って痛い事いっぱいやん?

新生児のケアって、初めて親になった人には本当に『初めて』だらけだし、毎日の様にチャレンジはやってくる。お産で痛手を受けてようが、オッパイが痛かろうが、休む事は出来ない。そんなところに『きれいごと』の入る予知は無し。

ところが、男の人は、お産に立ち会ってたって、充分、『きれいごと』は言い続けられる。たとえば、男の人で「う●ちのオムツは替えられない」とか、言う人いるけど、ホンマねぇ、「アホな事抜かすな!」言うてしまいそう。

うちの相方は、そこまでは言わんけれど、それでも母の立場からすると「は?何言うてんの?」言う様な言動はある。

例えば、息子が生まれてから、私1人で外出したのは、たった1回。髪の毛を切りに行った1時間。それ以外は、「え~、でもさぁ、泣いたらどうするよ」と来る。うちは母乳オンリーだったから、確かにそれはそうやねんけど、でも搾乳してたって同じ事を言う。

「え~、哺乳瓶なんて人工のものからあげるのは可哀想」だと。それでも、自分の毎朝のランニングは欠かさない。

私の場合、海外が長いせいもあって、相方が育児を手伝うのは当たり前という観点がある。プラスで今は仕事もマタニティ休暇(カナダでは1年まで手当がでます)だけれども、もともとは専業主婦では無いから、パートナーが家事を手伝うのも当然という感覚がある。

で、お互い働いてる時は、何も言わなくてもしっくりと来ていたのが、子供が生まれて以来、騒動は絶えず。母の立場からすると、「これくらい分かれよ」と思う事も、父には全然分からんし、気づかんらしい。

休みの日に出かけるときも、父本人は出かけたい時に出かけたい。息子の昼寝のパターンや、食事のパターン、など全く気にかけない。で、一旦息子の準備ができると、今度は父の見たいテレビが始まったりする。なので、またもやダラダラ状態。

そうなると間にいる母は益々イライラ増大。

ふと思うのは、日本では、まだまだ「母が家に入り、父は働きに出る」というのが多い様な気がするけれど、それでも、皆さん、にこやかにやってるって事。日本の母の皆さん、ホントえらいなぁ。

私なんて、生じっか長い間働いていただけに、相方が仕事でのストレスがあっても、「それはシングルでいたってあるんだから、自分で頑張って立ち直って」というところ。それよりも「育児は『家族』のものなんだから、そこもしっかりとやるべき」と、手厳しい。

確かに、母乳オンリーで育てているから、夜中に相方が出来る事は少ない。隣にいてくれて助けてくれれば嬉しいけれど、それは彼の仕事での生産力低下につながるし、それが残業につながる、ということで、うちでは初めのウチから相方は違う部屋で寝ている。それがアカンかったんかも知れんけれど相方に慣れるのに時間がかかったし、今でも相方に抱かれて寝るってことは皆無。

プラスで、なぜか息子が生まれる直前から相方の仕事が急に忙しくなった。今まで定時で帰れてたのに、今では休日出勤+残業いっぱい。益々、息子と過ごす時間も減ってる。もともと全く仕事命というタイプでもない相方。ただ、人付き合いの要領が良いほうでは無いので、仕事があると、キッチリとこなそうとするので時間もかかる。そこが良いところでもあるのだけれど、仕事場ではそれが故に利用される事も多い。

ウチでは私にプレッシャーかけられるし、プラスで息子が慣れるのにも時間がかかってる。これは父と母の違い以上の事態になって来た。普段ならこういうところでは行動を起こさん相方も、これではイカンと思ったんやろね。

ある日、相方、職場から電話かけて来た。

「実はさ、プロジェクトでカルガリーに行く可能性が出たんだけど、どう思う?」って。

南アフリカ出身の相方は、めっぽう寒さに弱い。NYから西海岸に戻った訳は、あの厳しい寒さから抜け出す為。ところがカルガリーの冬ってNYなんてお話しにならない程、厳しい。私的には冗談で「カルガリーなんてどう?」って言ってた事があるけれど、まさか相方の口からカルガリー行きの可能性を打診されるなんて。

相方の今の職場、自分から、まず『行きたい』という気がなければ、降って湧く事の無いカルガリー行き。蓋を開けてみると、カルガリーに行く事によって残業が無くて、プラスで昇給があるという事。プロジェクトの間だけカルガリーにいれば良いので、2年程の期間限定だと言う事。

「いいんじゃない?少なくても、今の状況から抜け出せるし、プラスで新しい土地を見てみる事が出来るし。プラスで息子も小さいから動くなら今のウチ」と私。

そして今、この原稿はカルガリーのホテルの1室で書いております(笑)。

そうです、ワタクシ、今度はカルガリーにお引越し~。今はまだバンクーバーにいるけれど、今回は家を見に、息子とともに相方の出張についてきました。今は、相方、毎週、月曜と金曜のみバンクーバーオフィスで、残りはカルガリーオフィスで勤務中。まだバンクーバーの仕事を引き継ぎ切ってないので、相変わらず残業と休日出勤から抜け出せませんが、後少しで脱出出来る予定。

ということで、上手く行けば、次の配信はカルガリーから。今回で通算10回目のお引越。今度は乳飲み子連れての引越なんで、かなり大変そうと今から少しぜーぜーしてます(笑)。無事に引越が終わる様に祈ってて下さい。


Cheers!!

mika@今はまだバンクーバー

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