『ブタがいっぱい』
1. 発見
去年の11月に、初めて辿り着いたシアトル。毎日の様に観光客のお決まりコースを相方と一緒に散策していた時に見つけたもの。それは、空き店舗になっている空間に所狭しと陳列されたブタ。「何コレ?」と好奇心が募る。
「シアトルってブタの街」?
バンクーバーを訪れた時に、ダウンタウンのあちこちに綺麗にペイントを施された熊の像を見かけたけれど、シアトルは対抗してブタ????
もちろん、ブタって言ったって、本物のブタじゃないんだけど、あの誰もが一度は目にした事がある、「ブタの貯金箱」を等身大よりチト大きくした位のブタなの。それにカラフルなペイントが施されてあって、とてもキュートな物ばかり。
その空き店舗の前には「ブタのパレードが帰って来ます!」とのサイン。
その後、先にシアトルに引っ越して来ていた友達夫妻に聞いてみても「わからない」との事。彼らはブタの置物を昔から収集している程のブタ好きなので、彼らに聞いても分からないならば、誰に聞いても分からないな、と思いながら次第に忘れ去って行った。
2. 再発見
今年に入ったある日、ダウンタウンまで出かけた時に見たもの。
それは至る所に配置された、カラフルなブタ達。一気に去年見た光景を思い出す。「あ、本当に帰って来たんだ」と。
銀行の前にはお金のマークが入ったブタ、ジュエリーショップの前には、綺麗に化粧を施され、ジュエリーをガチャガチャ施されたブタ、シアトルのダウンタウンはブタ一色。何コレ、何?
今回はさすがに気になって、コンピューターでリサーチをしてみた。
3. レイチェル
それはパイクプレイスマーケットの100周年を記念して、マーケットの守護神(?)のような存在であるレイチェルを捩ったものだった。
「レイチェル? レイチェルって誰?」
パイクプレイスマーケットの表玄関として絵はがきにも良く登場するコーナー。そこに置かれている黄金色の大きいサイズのブタの貯金箱、その名もレイチェル。
今では、シアトル一の観光客のメッカとしてしられている、パイクプレイスマーケットも1971年には廃止の危機に追いつめられていた。しかしシアトルの住民達が立ち上がり、それぞれがブタの貯金箱で貯めたお金を持ち寄ればマーケットを救えるはず、と、『マーケットの存続』に票を入れた。そこで、地元の彫刻家がデザインしたのが、この黄金のブタ、レイチェルだったのだ。
レイチェルが集めたお金は、12万ドルを超え、パイクプレイスマーケットだけでなく、シアトルに住む恵まれない子供達の学用品、食料も賄った。
4. ブタのパレード
初めてレイチェルの分身のブタがシアトルに登場したのは、今から6年前の2001年の事。シアトルの街の復興に、パイクマーケットを救ったレイチェルの力を借りようと、内外のアーティスト達と協力して分身が作られ、街の至る所に配置された。
その後は、しばらくお蔵入りしていたのだけれど、今年、パイクプレイスマーケットの100歳記念に、またもやブタのパレードが再現されたのだ。今回は、100歳にちなんで100匹の分身が街中に出現。そして折しも今年はイノシシ年。英語では「year of pig (ブタの年)」と言われている。
そんな訳で、只今、シアトルにはブタがいっぱい。
今年、シアトルへ来られる予定のある方は、何匹見つけられるかトライしてみて。オフィシャルのウェブサイトには、配置場所の地図がついています。
ブタのパレード2007 オフィシャルサイトは、
http://pigsonparade.org/index.php
Cheers!!
mika@シアトル
No comments:
Post a Comment
コメント、質問などはこちらからどうぞ。