Saturday, June 28, 2008

Vol. 2 - No. 5

さて、先月の配信で、すっかりと『夏に突入』とお伝えしたけれど、まぁ、あの後、ホントに寒い日が続いて、時期の最低記録を更新したり、ダウンをまた引き出しから引っ張りだしたりと嘘みたいな気候で、「あ、あの太平洋気候はどこへ.....」って感じだったんですが、やっと落ち着きまして、でもそれでも日中気温は20℃ほど。まだまだジャケットは手放せません。

でも、ま、東の方の灼熱と真ん中の方のトルネードや洪水などと比べると私たちの寒さなんて、乗り越えるのもチョロイもんです。

さて、6月もそろそろ終わりに近づいていますが、今日は少しバンクーバーネタから遠ざかり、季節の風物日の話を...

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題して『So you think you can dance!』

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いやいや、「どこが『風物詩』やねん!」って突っ込まれそうなんですが、私に取っては、ココ数年、欠かせないものなんです。

って、ご存知無い方にも突っ込まれそうですね。

ということで、最初からご説明を。

4年程前から、アメリカで始まったダンスの番組『So You Think You Can Dance』、略してSYTYCDは、『スター誕生』のダンスバージョンと思ってもらえれば分かりやすいかな。

米国各地でオーディションを繰り広げ、激戦の中から選ばれた20人のダンサー達が、アメリカで最も人気のあるダンサーの地位を競うリアリティーショウ。

ただ、他のリアリティーショウと一線を画して、レベルが高いっ!まず、各分野から一流の振付師達を呼び、毎週毎週、新しい分野の新しい振付けを覚え、それを2日で人前で披露するまでにもっていくのだけれど、本当に舌を巻くのよ。ホントに。

ヒップホップのダンサーが、サンバやワルツなどの社交ダンスをプロ顔負けの演技で踊ったり、足や手がピンと伸びなきゃ正しく無いバレエダンサーが、180度も違うヒップホップを踊ったり、本当にダンスをかじった事のある人には何とも麻薬的な魅力を持つこの番組。

もともとアメリカに来たきっかけはダンスだった私、ハリウッドのダンススタジオで5年間程毎日の様に汗水を流して踊っていたけれど、その時にお世話になった先生とか、ダンサー仲間達が一皮も二皮も剥けて、目の前に現れるのを見て、ノスタルジックな気分になりながらも、『古き良き時代』を思い出したりなんかして、「あ〜また踊りたいなぁ」なぁんて思う訳だ。

*NSYNCの振付けを手がけていた振付師、ウェイド・ロブソン。彼なんて、凄い変わったなぁって思うもの。彼は6歳頃からマイケルジャクソンのツアーとかにダンサー参加してた天才ダンスキッズ。10歳頃からはダンスのクラスも持ったりして。甘いマスクで、結構売れるんじゃない?って事でCDも何枚か出したけれど、それはチョットなぜかしくじったんだけれど、なんせ、その彼もこの番組でかなりの良い影響を受けたと思う。

昔々、彼はタダ単なる早振りの若造って感じだったのが、まぁ、見るたびに、アーティスティックな幅が増えて、いつのまにか彼独自のコンテンポラリーカテゴリーを作ってしまった。今シーズンのSYTYCDには、深くは関わっていないのだけど、それも、今はサークドソレイユの新しいショーの振付師としてリハーサル中で忙しいんだそうな。

そして今シーズンのショウには、昔同じクラスを良く受けてた顔見知りのコもいるんだな。その昔、私が受けている頃は、まだまだ「お、元気のよい踊り」って感じなだけだったのに、それが、5年近くたったら、あそこまで成長するのねって言う成長を遂げている。

所謂、しょうもないリアリティーショウが増えてる中で、このSYTYCDは、ダンス界にとても貢献している番組。私なんかだったら、これまで社交ダンスを真剣に捉えた事は無かったけれど、実際に、このショウを見て、考えが変わった。そして、今ではもう舞台に立つ事なんて無くっても、それでも、この番組を見るだけど学ぶ事も沢山ある。どういう風に見せると他の人に対して魅力的に見えるのか、とか。審査員達も、ダンス界の事を真剣に考えているから、辛口の批評もあるけれど、それでもどれも的を得た批評が多いから、そこから学ぶものも多い。以前は辛口批評が始まるとすぐにブーイング、って感じだったけれど、今ではブーイングも少し収まり、観客もしっかりと批評を聞くって感じになっている。

ただ、審査員の批評に一般の票が惑わされる事が多いのは確かなんだけどね。それでも3シーズン目に入った去年のショウからは、一般の目も肥えて来て、ただの人気投票になりがちだった前年よりも、もっともっとレベルの高いものに仕上がって来た。4シーズン目の今年...まぁ、ダンサーのレベルの高い事。もう、ダンスのジャンルの垣根がどんどんと低くなって来てる。

ダンサーだけでなく、振付師の皆さんも、やっぱり、それはそれで、試されている訳だから一生懸命面白い振りを作ろうとする。もともとのスタイルを重んじつつも新しいものを取り入れたりして振付師の皆さんも鍛えられて、ますます良いものを作り上げられる。

ホントにねぇ、こんなにレベルの高いダンスを毎週、それも2時間も楽しめて幸せだなぁって思う訳よ。ダンスをやっていた頃、自分のクラスじゃなくても、スタジオの外に座って、他のクラスを見ながら「お、あの子よい感じ」とか「お、この先生の振り好きだなぁ」とか楽しんでいたけれど、ダンスレッスンを受けなくなった頃から、見る機会も格段に減った。そんな時に始まった、この番組、もうねぇ、たまりませんわ。

ダンスなんて、興味の無さそうだった相方も、今では毎週、一緒に座って、「このパフォーマンスは良い感じ」とか「このコリオグラファーはちょっと」って感じで楽しんでる。

日本でも、時期遅れで放映しているはず。ちなみに邦題は『アメリカンダンスアイドル』。これって『アメリカンアイドル』から来てるんやろね。(ま、主旨は分からんではないけれど、『アイドル』って言う言葉は使って欲しく無いかな。)

カナダでも、3つの違うテレビ局で時間差攻撃で何度も放映してるし、そしてカナダ版のSYTYCDも始まるらしい(笑)。もともと、バンクーバー引越前に、バンクーバーでも放映してるかリサーチしてから引越したんだな。やってたから良かったものの、やってなかったら、引越してなかったかも(マジで)。

ということで、興味のある方、ぜひぜひFox系局で放映してます。カナダの方はMTVでも見られるみたい。水曜日の8時からのパフォーマンス、ぜひご覧くださいませ。



それでは、また来月。

ダンスに興味の無い方に取ってはつまらない記事になってしまいましたね。ごめんなさい。来月はまたバンクーバーの地方ネタに戻りまする。

Cheers!!

mika@バンクーバー

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