Saturday, March 27, 2010

Vol. 3 - No. 6

  カルガリーの医療事情


さてさて、今年のカルガリーの冬は思いのほか暖冬で、かなりの覚悟を決めてた私たちには「へっちゃらやん!カルガリーの冬!」ってほざける程度で、そろそろ冬も終わりの様子。

そんな中、息子の1年検診に予防注射にと走り回っておりました。

普通に考えたら、そんなん1日で終わるやん?って思うやん?

ま、1年検診自体は10分で終わったかな?でも、何をするでも無いんだよねぇ、1年目の検診って。体重計って、背、測って、後は体のパーツがチャンと動くかどうか、とかチャンとあるモノがあるべきとこにあるか、とかそぉんな感じ。

しかし息子のファミリードクター、新人さんダシ、だから「あるべきモノ」が見つけられなかったり、背を測っても、ちゃんと息子が真っすぐに伸びてる時に測ってないから9ヶ月くらいから背が伸びてなかったりとか、実にエエ加減(笑)。

ま、こっちも「そんなもんよね~」って思ってるし、今までの検診で一度も引っかかった事無かったから結構ノンビリ構えてるっちゅうのもあるな。

私の今回の検診のもっと大きな目標は、息子に耳鼻科を紹介してもらう事!だったから、ルーティーンは結構どうでもよかったの。

息子、カルガリーにアレルギー反応を起こしてるのか、良く分からんのだけど、バンクーバーから引越して来て以来、ヒドい鼻つまりで、夜も眠りが浅いのよ。加湿器をつけて、部屋が熱帯雨林かと思う様な湿度の高い状態になっても、まったくおかまい無しで鼻つまり。

生理食塩水で鼻くそふやかしてみようとしたって、鼻くそ自体は無いのよね。だからもちろん、吸い取る事も出来ないし。彼の父ちゃんである相方もそうだったらしいんだけど、どうやら鼻の粘膜が何やら反応して鼻が詰まる様子。

ということで、耳鼻科を紹介してもらおうと思った訳。

前にも書いたかもしれないけれど、カナダは、専門医にかかるのに、ファミリードクターを経由しないといけない。専門医の門戸を直接、患者が叩く事は出来ない仕組みになってるの。

国が保険を提供しているから、それはそうしないとイケナイのは分かるけれど、これが面倒くさい。

『どの専門医が良い』とか『どこの病院が良い』とかの情報が流れてこないし、流れて来たところで、患者の方から選ぶというオプションは普通では提供されないしね。

カルガリーの困ったところは、その面倒臭さに加えて、医者が少ないってところ。やっぱり、みんな、もっと住みやすいところに行くのよねぇ。ま、カルガリーが住み難い訳ではないけれど、カルガリーのダウンタウンなんて、あんまり見て回るところも無ければ、冬は寒いしねぇ。だったら、ロッキーで開業医した方が楽しいし、もしくはバンクーバーにうつれば、もっと暖かいもんね。

バンクーバーにいた時はファミリードクターはいたものの、ウォークインクリニックと言って、気軽に行けるクリニックが至る所にあったんで、別に、ファミリードクターをワザワザ持ってなくても、困る事も無かったんよね。

ところが、カルガリー、ウォークインも数える程しか無いし、その上、結構な薮医者が多かったりもするのよ。ウォークインって看板を掲げていながら、営業時間が来ても開けなかったり、医者と言っても、本当に適当で、相方が2回程かかったんだけど、どっちの時も症状聞くだけで診察無しで薬出すし。そりゃ、薬物中毒の人も増えるわなって感じ。

こんなんだからファミリードクターをやっぱり見つける必要が出て来る訳。で、また、どこのドクターも忙しいのだ。忙しく無くて新患を受け付けてるドクターは、何か問題があるか、もしくは新しくオフィスを開いたか、のどちらか。ということで、私も今のファミリードクターを見つけたのは、彼女が新しく独立してオフィスを開いたから。

ま、話は戻って、耳鼻科を紹介してもらえる事にはなったんだけど、実際にその耳鼻科で診察してもらえるのは6月半ば!うーん、って感じでしょ?

で、予防注射は、各ドクターはやらなくって、カルガリーのあるアルバータ州では、コミュニティーのヘルスセンターで受けなきゃならないの。

これはバンクーバーも一緒だったから、心配はしてなかったんだけど、でも、最近になって、その考えも変わって来た。

バンクーバーの時は、どこのヘルスセンターへ行っても、そこで働いている人たちの言っている事(予防接種の時期云々)は全て統一されてたし、それが普通だと思ってたんだけど、ここ、カルガリーのウチの行ってるところは違うんだな。

毎回、予約入れても、チャンと予約入ってなかったり、する注射のタイミングがちゃんとしてなかったりと、不信感に陥る体験多し。

こちらカナダでは予防注射の時期が州によって違うのよ。

例えば、バンクーバーのあるBC州では、1歳までに2回行う注射が、カルガリーのあるAB州では3回行われる事になってたり、BCで月齢4ヶ月で受けるのが良いとされている注射が、ABでは6ヶ月で受けるのが良い、とされていたり。

だから結局は、親もしくは保護者がちゃんと、その予防注射の基本を押さえておかないと州を越えて引越した時にトラブルが起こりがちなのだ。

今回の予防注射でも、あらかじめ息子が打たなきゃイケナイ注射をリサーチ済みだったから良かったけれど、何だか息子の成長カーブを見るのに、女の子用のチャートを使ってたり、結構『ハ?』って思ってしまう様な事も多くって...

今回は4本注射だったから、かなりこちらも覚悟して行ったけれど、腕に打つ上に、手際が悪かったから息子は暴れまくり。そりゃそうよねぇ、突然掴まれて4本も針さされたら、誰だって暴れるよね。しかし、息子、泣きわめきながらも、すごい勢いで注射を打つナースを睨み返してた。うんうん、私でも睨みつけたかったから、良くやったぞ。

で、その夜からは、お約束の様に、高熱を出して、プラスで風邪をもらったのか、熱が引いたその日に、今度は鼻風邪で、両鼻、ひどい鼻つまり一睡も出来ず。でも、2歳になるまでは熱冷まし以外の薬は薬局で売られていないし、病院に行くと待ち時間が3時間以上。

友達の息子が熱性引きつけを起こしたから病院に連れていったのだけど、それでも待ち時間はほぼ同じ。ただの風邪だったら家でじっとしている方が無難なのよね。

息が荒い息子の寝息を聞きながら、「早く2歳にならんかな~」と寝不足の目をこする私。別に手袋を編んでる訳や無いのに『母さんが~夜なべ~をして~』ってフレーズが頭に浮かぶんよね(苦笑)




               *****



数日経って、息子君、ようやく鼻風邪による鼻つまりも治り、普段の軽い鼻つまりに戻りました。少なくても息が止まる様な事も無いし、まだまだ青ッパナを出していますが、食欲もちょっとずつ戻って来たし、2、3時間ずつ眠れる様になりました。

あ~、鼻風邪~。とりあえず、しばらくはひかんといてねぇ、と新米おかんは心から望むのでありました。




Cheers!

by mika@万年寝不足~

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