## ワールドカップに思う事 ##
さてさて、日本の快進撃が見られているワールドカップ。後少しで決勝トーナメントに手が届くところらしいですね。楽しみ楽しみ。実は、この「らしい」って表現に気づいて頂きました?
私、サッカー、あんまり良く知らないの。丁度、日本がワールドカップを誘致しようと、ある年に突然サッカー熱に火がついたの覚えてます?90年代の初旬くらいやったかな?急にメディアでも取り上げられる様になり、本当に強力にプッシュされたんだけど、覚えてるかな。
で、それまではサッカー結構好きで、高校選抜とか一生懸命見てる口だったのが、なんだか急に流行のごとくメディアがサッカー、サッカー言うもんやから、天の邪鬼の私はワザとサッカー見なくなったんですな(笑)。で、ワールドカップの開催より前に日本を飛び出してしまったから、ついつい置いてけぼり。
で、今回のワールドカップ。今回はねぇ、カナダに住んで、ワールドカップにも参加してへんから、ホントに遠い存在になるかなって思うでしょ?ところがどっこい、今回は相方に火がついて、その上、自国チームが出場してないカナダも、さすがに移民の多い国、ほとんど全試合が放映される事から、ワールドカップがかなり身近な存在に。
ま、相方に火が着いた理由の一番トップに輝くのは、やっぱり自分の生まれ育った地、南アフリカでの開催って言うのが大きい。南アフリカで開催が決まってから、3度程、相方と一緒に里帰りしたけど、ホンマね、帰る度に目に見えて変わって行ったね。
巷で見かける車が、目に見えて良いもの/良いコンディションに変わって行った事。警察の姿が増えた事。道路が綺麗になって行った事。工事が増えた事。空港での小銭稼ぎの兄ちゃん達が増えた事。
危ない、危ないと言われる南アフリカ。初めて相方の実家を訪れる前、どんなに危険な国なのかと、本当にドキドキしながら、もう覚悟を決めて行った事を思い出す。行ってみれば、確かにどの家にも大抵は警報装置がついてるし、塀の上にも電線が巡らされている、という事の他は普通だった。ショッピングモールに行っても、トイレも綺麗だし、アウトドアのカフェもあるし。確かに銀行強盗があったりするんだけど、シンプルな犯罪が多い分、日本や北米での精神倒錯がらみの犯罪よりも怖く無いんよね。
そりゃ、危ないと言われるダウンタウンや、電車の駅の裏とかに行くと、もちろん結構な確率で強盗に遭うのは間違い無し。でも、常識の範囲内で行動していれば危険な目に遭う事は少ない。
今回のワールドカップでも、実は治安の悪化が懸念されていたけれど、今のところは大きい犯罪は起こってないね。中国の報道チームがカメラを取られたりしたみたいやけど、あれも、やってはイケナイと言われている高速道路上で車を止めて一服していたところをやられたらしい。あの車を停めていたエリアは、治安の良い地域の近くなんだけど、治安が悪い地域で、車を停めると強盗をされる事で有名なんだな。
ま、でも何にしても、今回のワールドカップは大した事件も無く無事に終わって欲しいと、心から思っている次第。アパルトヘイトが終わって以来、ドンドンと発展を遂げている南アフリカだけど、こういう世界レベルのイベントが成功する事による発展というのは目覚ましいものだと思うんよ。この大会が成功すれば、次の目標はオリンピック。そしてアパルトヘイト問題が激化する前までいた海外企業達もドンドンと戻って来る事により、失業率も減り、インフラストラクチャーも整うんでは無いかって思うんだよね。
しかし、面白いんだけど、私の相方が南アフリカ人ということで、カナダでの周りの人たちはみんな、彼がワールドカップの事を知り尽くしている人だと思っているらしく、職場でも毎日『今日はどのチームが試合するの?』とか『どのチームがどこで合宿してるの?』とか質問攻めらしい。
スポーツ好きの我が相方、そう言う質問には、やはりキッチリ答えたいらしくて、毎日ワールドカップニュースのチェックは欠かせない。そして、私にも色々と質問して来るんだな。分からないっちゅうのに(笑)。
そして相方のオフィスの長、イアンはイギリス出身のカナダ人。イギリス人と言えば無類のサッカー好きで有名。で、彼は予算も考えず、大型液晶テレビを数台オフィスと革張りのソファーを数台オフィスに購入し、オフィス内にワールドカップ鑑賞室なるものを作ったそうな。彼の事だから冷蔵庫も完備して、中にはキンキンに冷えたギネスビールなどもありそうな予感(笑)。
私の住んでるエリアはフランスのインターナショナルスクールがあったりすることから、ワールドカップが始まってから私の近所にはフランスの国旗が多く掲げられてるし、ドイツの国旗もあったりする。やっぱりウチも日本と南アフリカの国旗を掲げなアカンかな?
うちの近所にあるパブでは、毎日、大画面で試合を放映して、平日休日関係なく大にぎわい。ニュースで言ってたけれど、場所によっては朝の4時から店を開けて試合を放映しているところもあるらしい。ただし、法律によってお昼まで(だったかな?)酒類の販売は禁止されているから、アルコール抜きのドリンクしか出せないらしいけど。
いやはや、ワールドカップに行く予定は全く無かったものの、こうやって毎日ワールドカップを見ていると、『あ~行けば良かった』と少し心残り。普通にチケットを買えば、高いのだけれど、南アフリカ内でギリギリに買えば結構安価で買えたらしい。次に南アフリカに行くのは、ワールドカップの終了した後。大きいスポーツイベントが終わった後って廃れてしまう街が多いのも確かだけれど、南アフリカはどう変わっているだろう。
ワールドカップを契機にツーリストが増えて活気づいていると良いな、と心から思うのでありました。
ということで、ワールドカップ。色々と思うところあり。とりあえず、オランダ戦、頑張って欲しいね。